【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
私はそんな杉本に更に続ける。
「だって杉本って私のこと嫌いでしょ?
だったら私とキスなんて、死んでも嫌だ
よね。だったら―――」
「誰が」
だったらキスなんて、無理だよ。と言お
うとした言葉は杉本に遮られ。
私の身体が一瞬、杉本に抱き上げられて
フワッと浮いたかと思うと、今度は杉本
と向かい合うようにして、杉本の太股の
上に股がっていた。
「―――っ……!!」
思わず、バッと俯く。
なんだこれ……!近いし!胸のドキドキ
あり得ないし……っ!
「誰が、お前を嫌いだって言ったよ」
杉本がしゃべるたび、フワッと耳朶に息
が吹きかかってくる。
思わずブルッと身震いした。