【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
そのままよろめいて、倒れたんだ。
そしたら春が、来て。なんか怒られて、
ベッドにねかせられたんだっけ。
俺のベッドの横にある小さなテーブルに
、冷めきったお粥と、薬と水が用意され
てある。
額には、熱冷ましシートも貼ってあって。
もうすっかり熱も引いて、体の怠さも残
ってない。
半日で治るとか……すげーな。
俺は気持ちよさげに眠っている春の髪の
毛を撫で付け―――……。
そのままキスしそうになっている自分に
気づき、慌てて春から手を離した。
ヤベ……。
普通にキスしそうだった。
でも、と春を見下ろす。