【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
じっとのぞきこむようにそうきかれて、
う、と言葉に詰まる。
あまりの至近距離にドキドキが半端なか
った。
「そんなこと……ないよ…っ」
「んじゃ、繋ご!」
ニカッて屈託なく笑った東野君につられ
て私も微笑む。
東野君と指先をも絡めて手を繋ぐと、ド
キドキが加速して、触れあう手のひらだ
けが熱くなってくる。
「……あのさ、柏木」
しばらく歩いていると、ふいに、東野君
が口を開く。
「ん?」
「……明日さ、空いてる?」
明日……って、クリスマスイブ?