【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




じっとのぞきこむようにそうきかれて、
う、と言葉に詰まる。



あまりの至近距離にドキドキが半端なか
った。



「そんなこと……ないよ…っ」



「んじゃ、繋ご!」



ニカッて屈託なく笑った東野君につられ
て私も微笑む。



東野君と指先をも絡めて手を繋ぐと、ド
キドキが加速して、触れあう手のひらだ
けが熱くなってくる。



「……あのさ、柏木」



しばらく歩いていると、ふいに、東野君
が口を開く。




「ん?」



「……明日さ、空いてる?」




明日……って、クリスマスイブ?







< 301 / 445 >

この作品をシェア

pagetop