【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




「ふ……。
嘘だよ、気にしないで。
別に怒ってなんかないから。
それにお化け屋敷が好きとか、あれも嘘
だよ。別に嫌いじゃないけど」



クスクスと私の頭上で笑っている東野君




「だ、騙された……」

「うん。
困ってる柏木可愛かった」



「もー……」



でも、いっか。

だって東野君、すっごく楽しそうなんだ
もん……。



◆◇◆



「柏木、そろそろ時間じゃない?」



東野君にそう言われて時計を見ると、も
う5時も終盤に差し掛かっていた。



冬だからか、辺りはもうすっかり暗くな
っている。






< 313 / 445 >

この作品をシェア

pagetop