【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




そんなこと言われたって、そら挙動不審
にもなるわな。



「ていうか予約なんかして、私が夜ご飯
の場所決めてたらどうしてたの!?」



「キャンセルしたけど?」



そ、そんなさらっと……!!



「ただ…こういうのは雰囲気が大事かな
って」



「こういうの?」



こういうのってなんだろう、と思ってい
ると、東野君は一瞬俯いてから、顔を上
げ、ジッと私を見つめた。



「クリスマスプレゼント、渡したくて、
さ……」



「クリスマス……あ―――っ!!」



思わず大声でそう叫んだ私に、東野君は
勿論、周りのお客さんまで私に注目した




私は赤くなりながら、「すいません」と
小さく謝って、席に座り直す。





< 319 / 445 >

この作品をシェア

pagetop