【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
東野君が不思議そうに私をみやった。
「どうしたんだよ、柏木」
「あ……うん…」
苦笑いしながらそう誤魔化すも、東野君
は眉を潜めると、私をジッとのぞきこん
で来た。
「隠し事は、無しだよ、柏木」
うう……ごもっとも……。
「あの……怒らないでね?」
「うん」
「……ないの…」
「は?」
……もう!
何度も言わせないでよ!自責の念に押し
潰されてるんだからっ!
「クリスマスプレゼントがないのっ!」
やけくそになりながら、そう言う。