【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




……アホか!

大人なんだから、天気予報くらい見なさ
いよ!



年がら年中イチャイチャしちゃって!万
年バカップルかよ!



「まあ、でも……嬉しいけどな」



急にそんなことを言い出した棗に、首を
傾げる。



……はい?



棗を見ると、意地悪そうに厭らしい笑み
を浮かべていて。



「春と……二人っきりだし?」

「……っ」

「どーする?親父たちも、東野も居ない
し、色々し放題だなぁ?」

「何、言って……」



どんどん近付いてくる棗。

それに比例して後ずさる私。




―――コツ……



やがて壁にぶつかって、逃げられなくな
る。







< 349 / 445 >

この作品をシェア

pagetop