【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
美怜、そんなに首振ったら、首もげちゃ
うよ、と思ったけど、必死に否定する美
怜が可愛くて、放っておいた。
「そんな、そんな!おそれ多い……」
「あはっ、おそれ多いんだ?」
「……うん。春ちゃんを怒らせたら、世
界が破滅すると思う!」
そんなことを、物凄く真面目な顔で言っ
てくるから、吹き出しそうになるのを、
堪えるのに精一杯だった。
私、どんなイメージよ!?
「プッ……。そ、それで?私が、どうし
た……ブフッ…の?」
言葉も絶え絶えになりながらそう尋ねる
と、美怜はあからさまに不機嫌になった
。
「絶対信じてないっていうか、バカにし
てるでしょ、春ちゃん」