【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
「……んだよ、お前から抱きついてきた
くせに……」
「いやーっ!言わないで!」
ブンブンと首を振って両耳を塞ぐ。
本当に恥ずかしい!
いくら怖かったとはいえ、棗に、だ、抱
きついちゃうなんて……!
あまつさえ、心地いいとか、離れたくな
いとまで思うなんて~っ!
「なぁ、一緒に寝るか?」
突然そんな声が聞こえてきて、思い切り
棗を見上げた。
「は!?寝ないし!」
「だってまた停電になるかもしんねーだ
ろ?」
「う゛……それは…」
そうなんだけど…。
「いいの?また真っ暗になっても。怖い
んだろ?暗いの」
「……」
「まー俺は別に良いけどさぁ?」