【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
「本当は……棗に告白された時から、も
う棗を好きだったの……」
あんなに大嫌いだったのにね。
俺様で、傲慢で、いきなり抱き締めてき
たり、人の初キスをあっという間に奪っ
ていったり。
本当に最低で最悪な奴だって思った。
だけどいつの間にか好きになってた。
好きに……なっちゃったんだ。
「……おせーんだよ……」
暫くして、頭上からそんな低い声が聞こ
えてきて、思わず胸が詰まる。
やっぱり……駄目だったか……。
諦めないって決心したばっかりだけど、
やっぱり直接言われるとキツい。