【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




そんな美怜の周りには……なんというか
、ほのぼのとしたオーラが漂ってるし、
とてもじゃないけど棗とのこと、言えな
い……。



「……何でもない」



「えぇ―――っ!?絶対あるでしょ!酷
い!友達でしょぉーっ!?」



そう言いながら、私にしがみついてくる
美怜。



友達でも、人に言えないことの一つや二
つ、あるにきまってるでしょーっ!



ぐるり、と私に絡み付く美怜を、必死で
引き剥がす。



「なんもないったら!」



「嘘ーっ!大泣きしてやるーっ」



美怜!めんどくさいよ!どんだけしつこ
くしてくるのよ!と持っていると。



『きゃあ―――っ!!』



という女の子の悲鳴。いや、黄色い声。





< 39 / 445 >

この作品をシェア

pagetop