【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
そんな美怜の周りには……なんというか
、ほのぼのとしたオーラが漂ってるし、
とてもじゃないけど棗とのこと、言えな
い……。
「……何でもない」
「えぇ―――っ!?絶対あるでしょ!酷
い!友達でしょぉーっ!?」
そう言いながら、私にしがみついてくる
美怜。
友達でも、人に言えないことの一つや二
つ、あるにきまってるでしょーっ!
ぐるり、と私に絡み付く美怜を、必死で
引き剥がす。
「なんもないったら!」
「嘘ーっ!大泣きしてやるーっ」
美怜!めんどくさいよ!どんだけしつこ
くしてくるのよ!と持っていると。
『きゃあ―――っ!!』
という女の子の悲鳴。いや、黄色い声。