【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
―――ドンドンッ!
突然、ドアを叩く音が聞こえてきて、棗
と二人して固まった。
……な、何事!?
「おい棗!居るんだろ開けろ!」
わ……こ、この声って……忠人さん!?
「お前、春ちゃん連れ込んで鍵まで閉め
て何してるんだ!」
そんな忠人さんの言葉に、思わずビクッ
と震えてしまう。
「……うっせーな。開けるから待ってろ
って」
棗は忌々しそうにそう呟くと、のそっと
ベッドからおりて、ドアの方へと歩いて
行った。
え、あ、開けちゃうの!?