【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
―――ガチャっ……
「春ちゃん大丈夫!?」
ドアが開くなりそう言って入ってきた忠
人さんは、ベッドに座って髪の毛が乱れ
た私を驚愕の表情で見つめ。
クルッと後ろを振り向き、棗を睨み付け
た。
「お前……信じられんな!春ちゃんが可
愛いからって……!!」
「は?同意の上だし」
棗が勝ち誇ったようにそう言うと、忠人
さんは意味がわからないといったように
首を傾げる。
そんな忠人さんを余所に、棗は私の肩を
抱くと。
「これ、俺の彼女。溺愛してっから」
そんな事を、言い出したのだ。
勿論忠人さんは反対してたんだけど、お
母さんに後でいったらあっさり承諾。
春、私たちはついに親公認の仲にまで、
なれたんだ……。
【俺の彼女。溺愛してっから 完】