【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
なんつーか……こう。
「なんで俺のまわりは敵が一杯なんだろ
……しかも手強いし」
「はは。それって俺も入ってる?」
「当たり前だろ?」
優希がマジだったら、俺、勝ててたかわ
からねーもん。
つーか東野の時よりも悩んだに決まって
る。
「まあ、あんなに可愛い子と付き合うん
だからしょうがないんじゃない?」
本人は気付いてないけどね、と優希は最
後に付け足して笑った。
そう。アイツはこれっぽっちも気付いて
ないが相当の美人だ。
前に一度、春に告白しようかなーなんて
ほざいてた野郎を潰した記憶がある。
二年生になって一ヶ月。