【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
潤んだ瞳で俺を見上げて、時折漏れ出る
甘い声に脳が麻痺する。
だけど家だと親父がいるし、そういう場
所に連れていこうとすれば、「変態!」
と罵られる。
……俺だって健全な男子校生だぞ?
好きな女とだったら、そういう風になり
たいって思うのは当たり前だろ。
……なんてアイツに主張してみた所で、
意味がないのは一目瞭然だけど……。
「あー触りてー……。ちょっとでいいか
ら触れねーかな……」
「棗、変態オヤジみたいになるから、そ
ういう発言やめような?」
そんなこと言われたって……。
俺の理性ももうすぐ切れるっつーの!
◆◇◆
「あの……な、棗」