【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
春が一糸纏わぬ姿になると、もう本当に
、頭がおかしくなりそうだった。
クラッとした。
その色気に。
鼻腔を満たす甘い香りに。
子猫のような潤んだ瞳に。
「綺麗だ……春」
春の腕を、頭の上でがっちりと固定して
、囁くようにそう言うと、春が顔をそら
す。
「恥ずかしいよ……」
恥ずかしい事なんてあるものか。
可愛くて、綺麗で―――……。
「俺……優しく出来ないかも……っ」
お前が愛しすぎて、壊したくなる。
一度めちゃくちゃに泣かせてから、めち
ゃくちゃに甘やかしたい。
「いいよ……っ!棗なら、いい……」