【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★

さっきから心に矢が突き刺さったみたい
に痛いんですけど。



わざとか？わざとなのか？あ？



なんて喧嘩を売ってもしょうがないので
、とりあえずにこやかに微笑んで、そっ
とその場を立ち上がる。



「……俺、先に帰ってるよ」


「あー。悪いな、優希」



俺の方にチラッと目線を向けながらそう
いう棗。



悪いなとか、絶対思ってないでしょ。だ
って目が爛々と輝いちゃってるもん。



楽しくて仕方ないって瞳だもん。



はぁ、と小さくため息をついて、その場
から立ち去る。



この……バカップルめ。



やってらんねーよ、と少しやさぐれなが
ら歩いていると。



「す、好きです！付き合ってください」