【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
棗にそう言われて、半ば無理やりシート
に寝かされる。
「……じっとしてろよな」
そう言われて、何が、と聞こうとしたそ
の瞬間。
「ひゃぁっ!?」
突然、背中にひんやりとヌメヌメした何
かが触れて、小さく悲鳴を上げた。
その何かは、スルスルと腰回りを撫でた
り、徐々に上に上がってきたりして。
……な、棗の手だ!!
そう気付いた私は、慌てて身を捩ったけ
ど、それすら、棗に押し返されてしまい
無駄に終わった。
「ちょ……やめてよ棗!」
「は?やめねーよ。俺様が日焼け止め塗
ってやってるんだ、感謝しろ」
な、なにそれ~っ!?
「ぬ、塗らなくてい……きゃっ!?」