【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
「ガチで……無理」
そう言った棗は私の首筋に噛みつくよう
にキスをしながら、気の緩んだ私をベッ
ドに押し倒した。
「んっ……やめ…っ」
「やめない」
きっぱりとそう言った棗の指先が、肌に
触れる度、甘い痺れが身体中をかけ上が
る。
こうなると―――私の負け。
「可愛い……俺だけの春」
棗から与えられる快感に逆らえず、甘い
吐息を抑えられず。
私は今日も狼君に食べられてしまうので
す……。
END【兎一匹、狼二匹。】