【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
「そもそも数学って何のためにあんの!
?使わない事がほとんどだよ!コノヤロ
ウ」
机をだんっと叩いて、ううー、と呻く。
勉強を始めて一時間。未だ解けた問題は
0。まさか自分がここまでアホだった、
なんてビックリですよ。
「……なにやってんの」
「ふぇあ!?」
不意に聞こえてきた声に、ビクッと身体
を跳ねさせる。
こ、この余裕そうな声は!
「な、棗……」
「あんた、本当に見てて飽きないな?」
ドアの所で体重を片方に寄せて、寄っ掛
かってクスッと笑ってるのは棗。
と、というか!!