【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
杉本が誰と喋ろうが知ったこっちゃ無い
し、モテるだとかなんだとか、どうでも
いいけど。
邪魔なのよ、毎朝、毎朝!!
もう少し自分の身の回り、こぎれいにし
たらどうなわけ!?
と一人で怒っていたら、相当歪んだ顔に
なっていたのか「お、落ち着いて」と美
怜が苦笑いした。
落ち着いてられるかっつーの!!もう本
当ムカつくアイツ!!俺は悪くありませ
んって感じで傍観者ぶってさ!!
ていうかなんでアイツを廊下側の席にし
たんだクソッタレ!!
……なーんて言ったって、席替えはくじ
引きだったし、しょうがないんだけど。
はぁ、とため息をつくと、不意に
「あ、そこのドアの所、開けてあげて?
春ちゃん達が、通れないから」
そんな声が聞こえてきて、女子がザッと
とびのいた。