【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
やっぱり、そう来るのね!
「あの、棗……。その、やっぱりやめよ
うよ……?わ、私が棗の足の間に入るの
……お、おかしいよ」
しどろもどろになりながらも、どうにか
そう伝える。
そう。
いつもこいつ、私を後ろから抱き締める
ようにして勉強しだすのだ。
はずかしくてこっちは死にそうなのに、
棗は全然動じてないし……。
ていうか入る意味がわからない!!
だけど棗は、不思議そうに首を傾げてい
る。
「あ?どこがおかしんだよ」
「え!?」
ど、どこって―――。
「向かい合ったら字が見えにくいんだよ
。」
「じゃ、じゃあせめて隣り合うとか」