【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
しかし当の本人は余裕綽々。どこからで
もかかってこいや、という微笑だ。
「早く決めろよ?」
「う゛。そんな……」
どうにか…。どうにか、逃げられる方法
は……!?
「―――答えねえなら答えるまでディー
プキスすんぞ」
「ディ、ディープ……?」
「ああ。舌つっこんで窒息させてやる」
「ハグで!!ハグしてください!」
死ぬわ!!
―――と、言うわけで。
「―――で、ここでさっきの公式使って
、代入して……」
耳許でダイレクトに聞こえてくる棗の低
い声。