【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
そして。
キュッ、とペンが最後の音を立てて止ま
り、棗は満足そうな、不満げな、どちら
ともとれない微妙な表情をした。
「―――ん。全問正解」
「や、やったぁ!」
思わずガッツポーズする。
全問正解とか、奇跡じゃん!?ヤバーイ
、私って結構てんさ……んん??
ふと、上に突き上げた拳を止めて、棗を
見上げた。
すごいムスッとして私を見下ろした。
「え、な、何……」
「や。お前そんなに俺とキスしたくねー
んだな、って思って」
な、そ、そんなの!!
「当たり前だバカ!!」