【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
カアッと赤くなりながらそう言うと、ク
スッと棗が笑った。
それから、ピト、と私の頬に手を当てる
。
「……のわりには、顔、真っ赤」
「あ、あんたがセクハラするから!」
「ハイハイ。お休み」
棗は面倒そうにそう言うと、私の額にそ
っとキスを落として去っていった。
「ふ、不意討ちだバカ……」
熱く火照る額を押さえつけながら、胸の
ドキドキに心地よさを感じていた。
「―――ん……春ちゃん!」
「ん。あ、美怜!?」
呼ばれてハッとすると、美怜がぷくーっ
と頬を膨らませていた。