【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★
どこからそんな自信が出てくるのか、ソ
イツらは偉そうに私を見下ろしてくる。
だから負けじと私もにらみ返すと、ソイ
ツの眉がピクッと動いた。
私の前に立つのは恐らく首謀者であろう
女。
睫毛が異常な程に上を向き、髪の毛がく
るくると蠢いている。
「……なによ、その目は」
やがて首謀者の発した言葉。
やっぱり私の態度が気に入らなかったら
しく、ギロッと睨まれる。
「別に。あんたの視線がウザかっただけ
だけど」
その瞬間、怒りに顔を赤くさせていく、
首謀者さん。
「このっ……!」
―――あ、ヤバい。