痛々しくも生きている
ちなみにアタシの名前は
【武藤 愁】(むとう しゅう)。
男っぽい名前とか言うな。
それ本人自身が一番痛感してっから。
「つーかお前マジで"あの"学園に通うのかよー」
「……悪いかよ」
「悪いとかンなんじゃなくて……。あの学園の噂知らねぇの?」
「噂?」
聞いたことねぇな。
うわ、てか時間やべぇんだけど。
「実はな、お前の通うことになった学園にはー「ちょ、ごめんっ。マジ遅刻するからッ!」…は? って、ちょ待てよーッ!」
マジ遅刻するって!
話始めようとした同中の奴等を通りこしてBダッシュ。
そんなアタシに待てと言うけど待つ気はナーイ。
だってあと5分しかねぇもん!
「ったく……。武藤ーッ、気をつけろよーッ!」
「聞こえてんのかな……」
「つーか俺らも遅刻すんぞ!」
「うわっ、やっべ!…武藤、大丈夫かなぁ……」
「ダーイジョブだって。だってあの武藤だぜ?なんとかなるだろ」
「……そうだな。うっし、学校までダッシュで行くかー!」
……そんなアイツらの声は届いておらず、結局何を心配されてたのか分からなかった。
って、あと3分!
【武藤 愁】(むとう しゅう)。
男っぽい名前とか言うな。
それ本人自身が一番痛感してっから。
「つーかお前マジで"あの"学園に通うのかよー」
「……悪いかよ」
「悪いとかンなんじゃなくて……。あの学園の噂知らねぇの?」
「噂?」
聞いたことねぇな。
うわ、てか時間やべぇんだけど。
「実はな、お前の通うことになった学園にはー「ちょ、ごめんっ。マジ遅刻するからッ!」…は? って、ちょ待てよーッ!」
マジ遅刻するって!
話始めようとした同中の奴等を通りこしてBダッシュ。
そんなアタシに待てと言うけど待つ気はナーイ。
だってあと5分しかねぇもん!
「ったく……。武藤ーッ、気をつけろよーッ!」
「聞こえてんのかな……」
「つーか俺らも遅刻すんぞ!」
「うわっ、やっべ!…武藤、大丈夫かなぁ……」
「ダーイジョブだって。だってあの武藤だぜ?なんとかなるだろ」
「……そうだな。うっし、学校までダッシュで行くかー!」
……そんなアイツらの声は届いておらず、結局何を心配されてたのか分からなかった。
って、あと3分!