痛々しくも生きている
そんなこんなで只今風紀委員長の部屋の前にいます。
なんか風紀委員長がアタシらの過ごしてる【種西寮】の寮長なんだってさ。
きょうちゃんも知らなかったっぽい。
ーコンコン
「失礼します」礼儀正しくミナリンが部屋の扉を開いて中に入る。
続いて負け犬男、アタシ、きょうちゃんといった順で部屋に入った。
「なんでアタシが負け犬男の後に…」
「黙れ。後ろに単細胞という危険物質がいる俺の身になれ」
なんだとテメェ!
……なんて抗議したかったけどミナリンが睨んできたのでやめた。
オカマ恐怖症になっちったなこりゃあ。
部屋に入るとまぁなんとも…乙女チックな部屋ですね。
ここに野郎が住んでるのかと思うと寒気しかしないんだがドウシヨウ。
一人でブルってるアタシに3人から痛い視線がきたけどスルーの方向で。