コンピューター少女が新撰組に!?
〔起動しました〕





目を開けてみる



そこには



初めて見る支配者〔マスター〕の顔



「おはよう
 I-054気分はどうだい?」



その声は理解できている



「はい、マス ター  
 気 分は   い いで す」



初めて声を出すと


マスターの声とは違って


どこか“変”であった





「・・・・・・・・・」


言うことも何もないので

黙っていると



「きみの顔はとても綺麗だ
 笑うともっと素敵になるよ



 さ、笑ってみてごらん」




そう言われた

だから登録済みの笑顔を

貼り付けた



「は い  マス ター」




マスターはニコリと笑った




「I-054・・・」










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