輝龍―崩壊篇―【完】
「俺を試すったってこれはひどくねぇ?」
「は?」
俺の言葉に間抜けな声を出した海斗。
海斗、お前ガチだと思ってたのかよ。ダチだろ、ありえねぇだろ。
「よく分かったな。で、ドアから離れろよ。」
その言葉で、海斗が俺の手を引いて組長室へ入った。
「作戦崩壊じゃねぇか。全てはこのドアとこの組長のせいだ。」
俺は海斗に手を引かれて組長室に入る直前にドア(組長下敷き)を踏みつけた。
ゲシッ
「グエッ」
………………………?!
なんか聞こえた気が…気のせいか?
そろ~…
「…?!」