輝龍―崩壊篇―【完】
に
「ふぁあ…おはよ」
朝だ。いつもなら起こしに来た奴をぶっ飛ばすんだけど、今日は珍しく起こされる前に目がさめた。
行きたくないけど、学校行かなくちゃいけない。
まぁ、行くだけで授業はサボるけど。
「おはよぉ~」ギュッ
悠杜とハグをして、頑張って1日乗り切る♪
ベリッ
そんな考えをぶった切って、また慧があたしと悠杜を引き剥がす。
「おい、慧?殺るよ?」
あたしの怒りがついに爆発した。
「そ、そんなことより、あのケバ姫…またなんかしてくるんじゃね?」
慧は命の危険を感じたらしく、身震いしてから慌てて話を反らした。
なんか分かんないけど顔が赤い。