輝龍―崩壊篇―【完】
慧に次こそ蹴りを入れてやろうかと思ったけど、時間がやばくなったから諦めた。
慧が笑ってたからぶっ飛ばしたかったけど。
帰ったら覚えてろこの野郎!!
で、そんなことより…
あたしたちが通うのって男子校なんだ。
だから、男装しているわけで。
なんで男子校に行ったかと言うと…
女だってバレて狙われないため…。
まぁ、絶対返り討ちにしてやるけど。
周りがあんまり素性を知られない方がいい、と無理矢理こうしたんだ。
楽しいからいいんだけど。一つを除けば。
そんなの考えてたら学校の下駄箱に着いていた。