輝龍―崩壊篇―【完】
しばらく総長たちは放心状態だった。
その間にあたしと俊は屋上から逃げ出した。
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あたしたちは音楽室に来ていた。
あたしたち5人の溜まり場みたいなものだ。
そこでふと、思い立った。
「俊、なんであそこに来たの??」
最初から気づいてたよ、と言うと、
「やっぱさすが結衣やな。」
と前髪をあげながら言ってきた。
黙ってたらイケメンなのに、とふと思った。
「なんで、あたしがあそこにいるの気づいたの??」
あたしは一番の疑問を投げ掛けた。