輝龍―崩壊篇―【完】
「お前らには悪いが…まだこちらも準備が整ってないんだ。
抗争するには早すぎる。」
俺の言葉に、みんながうなずいた。
「若っ!ケガしないでくださいよ!」
「ケガしてたら次は代わりに俺が行きますからねっ!」
不器用な優しさで俺を心配してくれている。
「あぁ…これはケガできねぇな。」
これだけ言われたらな、と俺が言うと、
「「当たり前ですっ!」」
ほんとにコイツらが大切だ。
「ありがとな。」
俺は不器用にだか、微笑み返した。