輝龍―崩壊篇―【完】





「子供睨むなよ…てめぇが悪いんだろ?」




「ここで…全ての悪事をバラそうか?」




ククッと怪しく笑う俺を、組長は怯えた目で、海斗は複雑そうな目で見てきた。




「海斗…お前が殺るか?

この世界に親だから、なんて許すなんてできねぇ。それは知ってるだろう?」




「あぁ…分かってる。コイツの悪事は見てきたからな…。


それに、俺はコイツを親父と思ったことはない。」






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