輝龍―崩壊篇―【完】





この世界に優しさなんて必要ない。




必要なのは、誰にも負けない強さのみ。




親子で殺し合う彼らは端から見たらおかしいのだろう。




しかし、この世界に普通はない。




海斗の目は、今までにないほど、冷めていた。




「海斗…うちにこい。」




「うち…とは…?」




出会ったばかりの人間を信じようとする俺は馬鹿かもしれない。




でも、この出会いに賭けてみたいと思った。





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