輝龍―崩壊篇―【完】
「っ!?」
龍陽が目を見開いていた。
けれどそれ以上に海斗が目を見開いていた。
「そして、龍陽は次期幹部にする。」
俺は次期を次ぐ時のことを考えておく必要がある。
海斗は恐らく俺とほぼ同等なくらい強いだろう。
後は、信頼関係を築くことが必要だ。
「親父、海斗に俺の情報与えてもいいか?」
「あぁ、お前が決めたなら。」
俺は海斗におれの情報全てを与える。
それは、信頼していると示すことができるから…。