ハクモクレンの花
「ぺっちゃんこにはならない。

煙と火の先には僕が居るんだ。

しっかり受け止める」

11
「本当に?」


「本当に」


「必ず?」


「必ず。

僕を信じて」


健太郎君は中庭を見下ろしました。


ハクモクレンが居るのを感じました。

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