ハクモクレンの花
進学の時期になって僕は五郎ちゃんの事をぼんやり思い出した。


とても薄情だけど、事実そうだったんだ。


そういえば医者になりたいと思っていたことも思い出した。


全然忘れてた。


女の子のことしか頭になかったからね。

< 75 / 128 >

この作品をシェア

pagetop