初恋草
「大変そうだな。」

「えっ!!そんなこと、ないです。」


背は、180センチぐらい。

少し癖のある、黒い短髪。

その前髪の奥に見えるのは、ちょっと無愛想そうな顔だった。


「それ、なんて花なの?」

「えっ、これは・・・

 コスモス、キク、デイジー、ケイトウです。」

「へぇー・・・、詳しいんだな。」

「はい、昔から花が好きで・・・。」






< 7 / 154 >

この作品をシェア

pagetop