初恋草
「そうなんだ。あっ。俺、3年1組七咲 楓。」

「あっ、えっと私は、1年2組春川 美桜です。」



七咲楓・・・先輩。

最初はちょっと、無愛想なのかなって思ったけど・・・

結構、優しい人だな。



「そんじゃ、俺そろそろいくわ。またな。」

「はい、また・・・。」


そう言って、七咲先輩は体育館の方へ消えて行った。


ていうか、「またな。」って・・・

次も、あるの!?


でも、なんか次も会えるってうれしいなぁ・・・。


って私、なんで初めて会った人に、こんなこと想ってるんだろ・・・?




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