花送り―宗久シリーズ番外―
そう伝える代わりに、私もこの世での、一番最高の笑顔を先生に向けた。







先生も、笑う。








紫陽花は、私の門出を喜ぶ様に揺れていた。










光の道に足を踏み入れた途端、周りで舞い弾ける虹色の粒。











あぁ………まるで、紫陽花の花びらみたいね。












光は先生の様に、私の身体を魂を、優しく温かく包み込み、溶かしてくれた。










ありがとう。





先生。














ホントに………大好きでした。















花送り 終









.
< 21 / 21 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

蝉鳴く季節に…
キミエ/著

総文字数/74,182

恋愛(その他)131ページ

表紙を見る
丸腰デパート・イケメン保安課
キミエ/著

総文字数/209,405

コメディ382ページ

表紙を見る
幸せのカケラ
キミエ/著

総文字数/17,181

その他31ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop