ブラザーズ~青い空へ~
あー16時になっちゃったな。家に着くのは16時30分か。とりあえず現場はけっこう時間に余裕は作ったつもりだけどね。
『もしもし?悠?今、家に向かってるから16時30分ぐらいに着くよ。龍と虎はいる?出る準備しといてよ!』
『もしもし?慶兄?龍はいるけど虎はいないよ!』
『はあ?もうどこ行ったんだよあいつは。ちょっと公園見に行って連れて帰っといてくれよ!』
『うん!わかった』
もうなんなのあいつは。忙しい所を無理して帰ってきてるっつうのに。夏服も買っておかないといけないよな。去年のなんて着れないんだろう?あいつらが着てるのはどこのブランドなんだ?子供服のブランドだよな。百貨店かな?3人共に同じブランドなんだろうけどお義母さんどこで買ってたんすか?4月に春物とか必要なものはお義母さんが準備してくれていたから俺はゲーム以外買ってなかったもんな。あれからもうすぐ3ヶ月なんだ。子供って日に日に成長していくんだね。お義母さんは悠達に受験はさせなかったんですね。親父も俺で学んでうるさく言わなくなったのかな?失敗作が俺だもんね。悠達が辛い思いをしてないなら良かったよ。それより虎のわがままは俺だけのせいじゃないぞ。絶対に親父達も甘やかしてたな。俺と住み始める前からすでにわがままだ。末っ子だからかな?よし着いた。
『ただいま!行くよ!』
『おかえり!慶兄!』
『おかえりー慶太郎兄ちゃん!抱っこして!』
『慶太郎兄ちゃん!おかえり!僕も抱っこして!』
『はいはい!おいで!虎は公園にいたの?今日靴買いに行くから待っててねって言ったんだけど!』
『だって忘れてた!』
『まあいいや。行くぞ!はい!2人共おろすよ!靴履いて!』
『誰か来た!』
『コラ!虎!モニター見てないのに玄関は開けちゃダメって言ってあるだろ!知らない人だったら絶対に開けちゃダメっていつも言ってるじゃん。お前モニター見ないで開けてないだろうな?インターホン鳴ったらモニター見て知らない人だったら開けなくていい!わかった?』
『見てるよ!』
『見てねーじゃん!今開けようとしただろ!危ないから友達以外は開けちゃダメ!龍もだよ!わかってる?』
『わかってるよ!僕は見てるよ!』
『虎は!わかったの?』
『わかったよ!』
『はい!なんですかね?悠!車の鍵あいたから2人乗せてて!』
『こんにちは!今、こちらの住宅街を回らせて頂いてるんですがお出かけですか?』
『車はどれで行くの?』
『今から出ますけどなんすかね?悠!エルグランドに乗せてて!んで要件は?』
『水道の洗浄機なんですけどつけられてますかね?』
『あーつけてますよ。間に合ってますね。他あたってください。出かけるんで』
『はい。すいません。じゃあまた機会がありましたらお願いします』
『よし!行くぞ。悠之心くん!助手席座るんだったらシートベルトしてくださいね。俺点数ヤバイんで!龍!虎!さっきみたいに知らない人が来るんだから絶対にモニター見て知らない人は開けちゃダメだよ!わかった?』
『わかった!僕ガレージのボタン押したい!』
『わかった!僕もやりたい!』
『また帰ってくるんだからジャンケンして!はい!じゃあ虎!早くおろして!』
『どっちのボタン?』
『左!左わかる?』
『お箸の方でしょ!』
『うん。まあそれは俺と虎の場合だけどね。はい!いいよ。閉まったからリモコン返して!おもちゃじゃないの!』
『わかったよ!』
『悠!夏服も買っとこうと思うんだけどそのブランドはどこの百貨店にお義母さんが買いに行ってたかわかる?』
『うん!わかるよ!』
『んじゃ靴もそこでいい?』
『えー靴はスニーカーがいいからスポーツ店がいいよ!そこではブーツしか買ってない』
『はいはい。わかりました』
『ダメだよ!虎!やめて!』
『うるさい!喧嘩しないよ!虎!何やってるの?余計な事をしなくていいからちゃんと座ってろ!』
『だって龍が通信してくれない!』
『もう着くからゲームなんかしなくていい!はい!龍!虎!降りて!危ないから飛び出しちゃダメだよ!虎!早く靴履いて!行くよ!』
『ゲーム持っていく!』
『服買うだけだから持っていかなくていいの!早くしなさい!悠!子供服7階だけどここでいいの?』
『うん!ギャングってブランド。あそこ!』
『悠は自分で選んで!龍!虎!お前らサイズ見せて!あっ!これかっこいいじゃん!これいる?』
『うん!』
『僕こっちの色!』
『他には何がいるかな?ズボンは?暑くなるから半パンでいいね!ちょっと履いてみて!お姉さん!試着させてもらっていい?』
『はい。こちらへどうぞ!』
『慶兄!このカバンも欲しい!』
『はいはい。悠!お前もズボン買っといてよ!パンツもここのブランド?もう全部必要なものは買っといて!とりあえず一通り揃えておいてよ。靴下もあるじゃん!龍と虎は色違いでいいな』
『僕は青が好き!帽子も買う!』
『じゃあ被ってみろよ!いいの?』
『うん!僕かっこいい?』
『うん。かっこいいね。龍も同じのでいい?違う色?』
『違う色!これがいい!』
『とりあえず10着ずつありゃ足りる?足りなかったらまた今度買いにこようね!どうせ来年には着れないんだろうからちゃんと着てよ』
『別々にお入れした方がよろしいですか?』
『うん。そうだね。三人分わけて袋に入れてくれる?』
『はい。かしこまりました。Tシャツが30点とズボンが30点、帽子が2点、カバンが1点、靴下が30点、下着が30点で合計が51万2800円になります。お支払い回数は1回でよろしいですか?』
『うん。1回でいいよ。悠は自分の持ってよ!』
『うん!わかった。慶兄1回でってどういう意味?なんでお金払わないの?』
『カードで買ってるからだよ。後から引き落とされるの。1回って言うのは全額1回で払うって事だよ。お義母さんもカードで買ってただろ?』
『え?51万もするの?お義母さんそんなに買ってなかったよ!』
『いっぺんに買ってないからわかんないだけだよ。ちょくちょく買ってたらそれぐらいになるよ!お前らのTシャツが一枚5千円ぐらいするんだからこんなもんだよ』
『そうなんだ。知らなかった』
『それをお前達はあっという間に着れなくなるんですけどね。親父が働いてたお金でお前達は服も買って貰ってたんだよ。あんな親父でもな。んで次は靴だね。スポーツ店はショッピングモールのところにある店でいいの?』
『うん!』
『はい!じゃあ行くよ!あれ?虎は?あいつどこ行ったの?』
『あそこ!おもちゃのとこ!』
『虎!勝手に離れるな!迷子になったらどうすんの!早く行くよ!おいで!』
『これ!欲しい!』
『ダメ!買わない!服と靴を買に来たんでしょ!早く行くぞ!おいで!虎!お尻叩こうか?』
『やだ!欲しい!買ってよー!』
『いらない!どうせそんなものすぐ飽きるんだよ!早くおいで!靴買いに行かなきゃそれが1番のメインじゃねーかよ!買えなくなるだろ!早く来なさい!言う事聞かないんだったらお前お仕置きだな!』
『いやだ!行く!っふぇっく、うっく』
『泣くな!泣いても買わない!早く行くよ!』
はぁー。疲れるなー。どうせまたショッピングモールに行けばまた欲しい物が出てくるんじゃねーのかよ。1つぐらいは買ってもいいのかな?お義母さん!お義母さんは虎のわがままにどこまで付き合ってたんですか?1つぐらいは買ってやってもいいの?俺、わかんないよ。拗ねちゃってるから靴選んでくれないんじゃねーのか?今1番必要なのは靴だろ。たいして履いてもないのにちっちゃくなってしまってる靴を今日は絶対買ってくれなきゃ困るんですけどね。
『悠!2足ぐらいいるんじゃないの?』
『うん!ハイカットのスニーカーと普通のがいい!このブランドって何センチ?』
『お前が何センチだよ?出してもらえばいいんだよ!』
『俺、23センチ!ちょっとでかいけどこれがいい!』
『ちょっとデカイなら22、5なんじゃないのか?』
『ちょうどすぎたらきついからこれでいいよ!』
『じゃあそれにしてください。龍!虎!これの色違いにしようか?軽いし走りやすそうだよ!履いてみて!』
『紐できないよ!』
『あーそうだよな。じゃあこっちは?虎はどれがいいの?』
『いやー!』
『いやじゃない!靴がなかったら外に出れないよ!早く選んで!どれがいいの?虎!本当に怒るぞ!靴買いに来たんだよ!もう帰ったらお仕置きするからな!』
『いやだー!痛い!うわあーん、っく、うっく、うえーん!ふぇっく、うっく』
『まだズボンの上からなんだからたいして痛くないだろ!帰ったらもっとお尻痛いんだぞ!いいの?』
『っく、いや!っく、うわぁーん!』
『うるさい!じゃあ早く選びなさい!』
『僕はこれがいい!』
『虎は?龍と同じのでいいの?どうするの?』
『っく、うっく、こ、これ!っく、うっく』
『これ?ちょっと履いてごらん?きつくない?いいの?』
『っく、うっく、うん!っく』
『よしじゃあこれにしよう!虎!もう泣かないの!おいで!抱っこしてあげるから!悠!龍を連れてちゃんとついてきてよ!』
『っく、うっく、ガチャしたい!っく、うっく、っく』
『はぁー。1回だけだよ!わかった?欲しいの出なくても1回しかダメだからね!』
『っく、うん!』
結局ショッピングモール内で夕飯を食わす為に上がった所にもガチャがあり2回やらせる事になった。もちろん龍もだけど。悠は興味を示さなかったが漫画を1冊買わされた。ついでだからと悠の誕生日プレゼントを買おうとテレビゲーム機の本体とソフト2つをプレゼントとして選びそれを見ている龍と虎が黙っているはずもなく2人にもテレビゲーム用のソフトを1つずつ買ってしまった。でもプレゼントなので誕生日まではお預けだけどな。時間を作るのが大変だと思いいっぺんに買い物を済まそうと手抜きをした俺が悪いんだろうね。おもちゃ屋に行けばそりゃ欲しがるよな。俺はやっぱり甘いのかな。
『もしもし?悠?今、家に向かってるから16時30分ぐらいに着くよ。龍と虎はいる?出る準備しといてよ!』
『もしもし?慶兄?龍はいるけど虎はいないよ!』
『はあ?もうどこ行ったんだよあいつは。ちょっと公園見に行って連れて帰っといてくれよ!』
『うん!わかった』
もうなんなのあいつは。忙しい所を無理して帰ってきてるっつうのに。夏服も買っておかないといけないよな。去年のなんて着れないんだろう?あいつらが着てるのはどこのブランドなんだ?子供服のブランドだよな。百貨店かな?3人共に同じブランドなんだろうけどお義母さんどこで買ってたんすか?4月に春物とか必要なものはお義母さんが準備してくれていたから俺はゲーム以外買ってなかったもんな。あれからもうすぐ3ヶ月なんだ。子供って日に日に成長していくんだね。お義母さんは悠達に受験はさせなかったんですね。親父も俺で学んでうるさく言わなくなったのかな?失敗作が俺だもんね。悠達が辛い思いをしてないなら良かったよ。それより虎のわがままは俺だけのせいじゃないぞ。絶対に親父達も甘やかしてたな。俺と住み始める前からすでにわがままだ。末っ子だからかな?よし着いた。
『ただいま!行くよ!』
『おかえり!慶兄!』
『おかえりー慶太郎兄ちゃん!抱っこして!』
『慶太郎兄ちゃん!おかえり!僕も抱っこして!』
『はいはい!おいで!虎は公園にいたの?今日靴買いに行くから待っててねって言ったんだけど!』
『だって忘れてた!』
『まあいいや。行くぞ!はい!2人共おろすよ!靴履いて!』
『誰か来た!』
『コラ!虎!モニター見てないのに玄関は開けちゃダメって言ってあるだろ!知らない人だったら絶対に開けちゃダメっていつも言ってるじゃん。お前モニター見ないで開けてないだろうな?インターホン鳴ったらモニター見て知らない人だったら開けなくていい!わかった?』
『見てるよ!』
『見てねーじゃん!今開けようとしただろ!危ないから友達以外は開けちゃダメ!龍もだよ!わかってる?』
『わかってるよ!僕は見てるよ!』
『虎は!わかったの?』
『わかったよ!』
『はい!なんですかね?悠!車の鍵あいたから2人乗せてて!』
『こんにちは!今、こちらの住宅街を回らせて頂いてるんですがお出かけですか?』
『車はどれで行くの?』
『今から出ますけどなんすかね?悠!エルグランドに乗せてて!んで要件は?』
『水道の洗浄機なんですけどつけられてますかね?』
『あーつけてますよ。間に合ってますね。他あたってください。出かけるんで』
『はい。すいません。じゃあまた機会がありましたらお願いします』
『よし!行くぞ。悠之心くん!助手席座るんだったらシートベルトしてくださいね。俺点数ヤバイんで!龍!虎!さっきみたいに知らない人が来るんだから絶対にモニター見て知らない人は開けちゃダメだよ!わかった?』
『わかった!僕ガレージのボタン押したい!』
『わかった!僕もやりたい!』
『また帰ってくるんだからジャンケンして!はい!じゃあ虎!早くおろして!』
『どっちのボタン?』
『左!左わかる?』
『お箸の方でしょ!』
『うん。まあそれは俺と虎の場合だけどね。はい!いいよ。閉まったからリモコン返して!おもちゃじゃないの!』
『わかったよ!』
『悠!夏服も買っとこうと思うんだけどそのブランドはどこの百貨店にお義母さんが買いに行ってたかわかる?』
『うん!わかるよ!』
『んじゃ靴もそこでいい?』
『えー靴はスニーカーがいいからスポーツ店がいいよ!そこではブーツしか買ってない』
『はいはい。わかりました』
『ダメだよ!虎!やめて!』
『うるさい!喧嘩しないよ!虎!何やってるの?余計な事をしなくていいからちゃんと座ってろ!』
『だって龍が通信してくれない!』
『もう着くからゲームなんかしなくていい!はい!龍!虎!降りて!危ないから飛び出しちゃダメだよ!虎!早く靴履いて!行くよ!』
『ゲーム持っていく!』
『服買うだけだから持っていかなくていいの!早くしなさい!悠!子供服7階だけどここでいいの?』
『うん!ギャングってブランド。あそこ!』
『悠は自分で選んで!龍!虎!お前らサイズ見せて!あっ!これかっこいいじゃん!これいる?』
『うん!』
『僕こっちの色!』
『他には何がいるかな?ズボンは?暑くなるから半パンでいいね!ちょっと履いてみて!お姉さん!試着させてもらっていい?』
『はい。こちらへどうぞ!』
『慶兄!このカバンも欲しい!』
『はいはい。悠!お前もズボン買っといてよ!パンツもここのブランド?もう全部必要なものは買っといて!とりあえず一通り揃えておいてよ。靴下もあるじゃん!龍と虎は色違いでいいな』
『僕は青が好き!帽子も買う!』
『じゃあ被ってみろよ!いいの?』
『うん!僕かっこいい?』
『うん。かっこいいね。龍も同じのでいい?違う色?』
『違う色!これがいい!』
『とりあえず10着ずつありゃ足りる?足りなかったらまた今度買いにこようね!どうせ来年には着れないんだろうからちゃんと着てよ』
『別々にお入れした方がよろしいですか?』
『うん。そうだね。三人分わけて袋に入れてくれる?』
『はい。かしこまりました。Tシャツが30点とズボンが30点、帽子が2点、カバンが1点、靴下が30点、下着が30点で合計が51万2800円になります。お支払い回数は1回でよろしいですか?』
『うん。1回でいいよ。悠は自分の持ってよ!』
『うん!わかった。慶兄1回でってどういう意味?なんでお金払わないの?』
『カードで買ってるからだよ。後から引き落とされるの。1回って言うのは全額1回で払うって事だよ。お義母さんもカードで買ってただろ?』
『え?51万もするの?お義母さんそんなに買ってなかったよ!』
『いっぺんに買ってないからわかんないだけだよ。ちょくちょく買ってたらそれぐらいになるよ!お前らのTシャツが一枚5千円ぐらいするんだからこんなもんだよ』
『そうなんだ。知らなかった』
『それをお前達はあっという間に着れなくなるんですけどね。親父が働いてたお金でお前達は服も買って貰ってたんだよ。あんな親父でもな。んで次は靴だね。スポーツ店はショッピングモールのところにある店でいいの?』
『うん!』
『はい!じゃあ行くよ!あれ?虎は?あいつどこ行ったの?』
『あそこ!おもちゃのとこ!』
『虎!勝手に離れるな!迷子になったらどうすんの!早く行くよ!おいで!』
『これ!欲しい!』
『ダメ!買わない!服と靴を買に来たんでしょ!早く行くぞ!おいで!虎!お尻叩こうか?』
『やだ!欲しい!買ってよー!』
『いらない!どうせそんなものすぐ飽きるんだよ!早くおいで!靴買いに行かなきゃそれが1番のメインじゃねーかよ!買えなくなるだろ!早く来なさい!言う事聞かないんだったらお前お仕置きだな!』
『いやだ!行く!っふぇっく、うっく』
『泣くな!泣いても買わない!早く行くよ!』
はぁー。疲れるなー。どうせまたショッピングモールに行けばまた欲しい物が出てくるんじゃねーのかよ。1つぐらいは買ってもいいのかな?お義母さん!お義母さんは虎のわがままにどこまで付き合ってたんですか?1つぐらいは買ってやってもいいの?俺、わかんないよ。拗ねちゃってるから靴選んでくれないんじゃねーのか?今1番必要なのは靴だろ。たいして履いてもないのにちっちゃくなってしまってる靴を今日は絶対買ってくれなきゃ困るんですけどね。
『悠!2足ぐらいいるんじゃないの?』
『うん!ハイカットのスニーカーと普通のがいい!このブランドって何センチ?』
『お前が何センチだよ?出してもらえばいいんだよ!』
『俺、23センチ!ちょっとでかいけどこれがいい!』
『ちょっとデカイなら22、5なんじゃないのか?』
『ちょうどすぎたらきついからこれでいいよ!』
『じゃあそれにしてください。龍!虎!これの色違いにしようか?軽いし走りやすそうだよ!履いてみて!』
『紐できないよ!』
『あーそうだよな。じゃあこっちは?虎はどれがいいの?』
『いやー!』
『いやじゃない!靴がなかったら外に出れないよ!早く選んで!どれがいいの?虎!本当に怒るぞ!靴買いに来たんだよ!もう帰ったらお仕置きするからな!』
『いやだー!痛い!うわあーん、っく、うっく、うえーん!ふぇっく、うっく』
『まだズボンの上からなんだからたいして痛くないだろ!帰ったらもっとお尻痛いんだぞ!いいの?』
『っく、いや!っく、うわぁーん!』
『うるさい!じゃあ早く選びなさい!』
『僕はこれがいい!』
『虎は?龍と同じのでいいの?どうするの?』
『っく、うっく、こ、これ!っく、うっく』
『これ?ちょっと履いてごらん?きつくない?いいの?』
『っく、うっく、うん!っく』
『よしじゃあこれにしよう!虎!もう泣かないの!おいで!抱っこしてあげるから!悠!龍を連れてちゃんとついてきてよ!』
『っく、うっく、ガチャしたい!っく、うっく、っく』
『はぁー。1回だけだよ!わかった?欲しいの出なくても1回しかダメだからね!』
『っく、うん!』
結局ショッピングモール内で夕飯を食わす為に上がった所にもガチャがあり2回やらせる事になった。もちろん龍もだけど。悠は興味を示さなかったが漫画を1冊買わされた。ついでだからと悠の誕生日プレゼントを買おうとテレビゲーム機の本体とソフト2つをプレゼントとして選びそれを見ている龍と虎が黙っているはずもなく2人にもテレビゲーム用のソフトを1つずつ買ってしまった。でもプレゼントなので誕生日まではお預けだけどな。時間を作るのが大変だと思いいっぺんに買い物を済まそうと手抜きをした俺が悪いんだろうね。おもちゃ屋に行けばそりゃ欲しがるよな。俺はやっぱり甘いのかな。