ブラザーズ~青い空へ~
19時45分。やっぱり時間食ったな。まあ飯は食わしたからあとは風呂に入らせたら寝るだけかな?あっ!宿題か。まあ明日は土曜で休みだから大丈夫っちゃあ大丈夫だけど学校から帰ったらすぐ宿題をする癖をつけて欲しいな。
『悠!宿題やった?』
『まだやってない』
『いつやるんですか?お前がやってないって事はもちろん虎もやってないよな?』
『たぶんやってないんじゃない?俺は明日剣道の練習が終わったらやるよ』
『明日は剣道か。昼までだよな?』
『うん。そうだよ』
『俺はまだ予定はわかんないけど仕事が午前中からだったら昼飯代置いていくからなんか買って龍と虎にも食べさせてやって。いちお午後から出るつもりではいるけど現場次第でわかんないからね』
『うん!わかった』
『悠!お前は勉強しろって親父やお義母さんに言われなかったの?』
『言われないわけじゃないけど宿題はしろって言われてたよ』
『受験はしようと思ってた?』
『受験?なんの受験?』
『いやなんでもないよ。よし着いた!龍!ガレージあけてって寝てんのかよ。龍!虎!着いたよ!お風呂入ってもう寝なさい!』
『あっ!僕ボタン押したかった!』
『押していいよ!龍!ガレージあいてるからボタン押しておろして!虎!起きて!虎!おいで!早く!抱っこしてあげるから』
『慶兄!鍵は?』
『あー車だ。キーケース忘れた。はい!入って!悠!荷物は全部おろした?』
『うん!たぶん』
『虎!起きないの?お風呂入る?もうおろすよ!』
『いやだー!抱っこしてー!』
『僕もしてよー慶太郎兄ちゃん!』
『はいはい。わかった。悠!お風呂の湯入れて!』
『うん!わかった!』
『龍!虎!買った服をお前らの部屋の洋服ダンスにしまえる?自分で出来る?』
『出来ない!』
『僕もわかんない』
『ですよね。タグも外さなきゃいけないな。わかった。俺がしまっておくからね。お風呂に入ろうか!』
『うん!』
『慶太郎兄ちゃんも一緒に?』
『うん!俺も入るよ。お風呂に入ったら寝ようね!』
『うん!』
『悠!お前もおいで!もうみんな一緒に入っちまおう!』
『うん!わかった!』
さっさと寝てくれたらいいんですけどね。まあ9時消灯だから寝るのは寝るんだろうけど俺が夜、居るのって日曜ぐらいしかないから寂しい思いさせてるよな。このまま現場が大丈夫なら寝かしつけてやれるんだけどね。寝るまでは一緒にいたいな。あー資料作らないとヤバイぞ。現場行かなくて済むなら書斎でやるか。
『はい!次は虎!おいで!髪洗ってあげるから!早く!もう!虎!遊んでないで早くしろ!もういい!悠!お前先においで!』
『俺、自分で洗えるけど!』
『いいから来いよ!たまになんだから!』
『うん!ねえー慶兄!慶兄はどうして出ていっちゃったの?俺が5歳の時いなくなったじゃん。俺達とお母さんがいたから?』
『違うよ!悠!俺がバカだったからだよ。あの時の俺はガキでどうしようもない奴だった。お前達やお義母さんがいたからじゃない。俺が弱かったからだよ。ごめんな!悠!でも今の俺は少しは大人になって色んな事がわかってきていつも反省してる。自分がどれだけ愚かだったのかわかって、ただ反省しかないよ。お義母さんにも迷惑と心配をかけて本当に悪いと思ってる。だからお義母さんに出来なかった親孝行をお前達をちゃんと育てる事で少しは安心してもらいたいんだ。俺にお前らを守らせてくれ。お義母さんが残した宝は俺が絶対に守る』
『慶兄!俺、慶兄大好きだからね!もう、っく、うっく、もう二度といなくならないで。黙ってどっか行かないでよ!っく、うっく』
『悠!泣くなよ。ごめん。俺はお前も傷つけていたんだな。悪かったよ。約束する。もう二度といなくなんてならない!だから泣かないでくれ。悠之心。俺もお前が大好きだよ』
『っく、うっく、け、慶兄!ありがとう、っく、俺達のそばにいてくれてありがとう!っく、うっく、俺、慶兄がいるから大丈夫って思えるよ。うっく、お母さんいなくも、慶兄がいるから安心できる。うっく、っく、慶兄が抱きしめてくれるとなんでかわかんないけど、安心するんだ、うっく』
『そう。ありがとう悠之心。そう言ってくれると嬉しいよ』
壮ちゃん!俺も少しは壮ちゃんみたいに抱きしめてやれる人になりつつあるのかな?俺は本当に色んな人を傷つけていたんだと思います。幼い悠之心の心も傷つけていたんだ。また反省します。これからもずっと反省の日々を送り続けるから俺の弟達がもう二度と哀しい想いをしないよう壮ちゃんも力貸してよ。俺はちゃんとそっちにいったらどんな罰も受けるからこいつらだけには辛い思いなんかさせたくない。
『龍!虎!寝る時間だよ!一緒にベッドに行こう!』
『うん!慶太郎兄ちゃん!抱っこしてよー』
『待って!僕も抱っこしてよー!』
『はいはい。おいで!よし。寝よう。龍!虎!いつも寂しい思いをさせてごめんな。もうちょっと俺が仕事頑張って一緒にいる時間を作るようにするからね。おやすみ!』
『僕、毎日慶太郎兄ちゃんの顔見れるから寂しくないよ!おやすみなさい!慶太郎兄ちゃん!』
『僕も慶太郎兄ちゃんが毎日抱っこしてるから寂しくないよ!慶太郎兄ちゃん!おやすみなさい!』
『ありがとう!龍!虎!おやすみ!』
ねぇー壮ちゃん。愛しいってこういう気持ちなの?俺、愛がわからないから大切な女も傷つけてしまったけど俺は愛を持ってるのかな?
『慶兄!仕事行くの?』
『いや今日は家で仕事するよ。悠は何時に寝るんだ?』
『漫画読んだら寝るよ!慶兄がいる夜ってやっぱなんか違うね!嬉しいよ!おやすみ!慶兄!慶兄?どうしたの?』
『お前を抱きしめてるだけだよ。おやすみ!悠!今日は俺がいるから安心して寝ろ』
『うん!あっ!お母さんのお腹の中にいたみたいだ。俺こういう安心感ってやつなんか思い出した。慶兄が抱きしめてくれるとお母さんのお腹の中みたいだよ。あったかい』
あーそうか。悠!またお前に教えてもらったよ。俺も壮ちゃんに抱きしめられて安心感を得ていたんだな。お母さんのお腹の中みたいなのか。そうだったんだ。だからあったけーんだ。ずっとお腹の中にいたかったな。でもそしたら誰にも会えないままだから生まれて良かったんだよね?壮ちゃん!俺には大切な守りたい者達や仲間もいるから悪い事ばかりではなかったね。
『おやすみ!悠!ゆっくり休めよ!』
『うん!おやすみ!慶兄!』
よし。現場はなんとか回ってるようだし資料作っちまおう。明日悠は剣道か。チビ2人っきりではやっぱ心配だ。モニターも見てなさそうだし家政婦は必要だな。3ヶ月近く何もなかったから良かったもののまだ1年生だもんね。悠がいるならまだしもチビだけでは危険すぎる。早急に手配しなきゃな。とりあえず資料作って俺も早く寝たい。
『悠!宿題やった?』
『まだやってない』
『いつやるんですか?お前がやってないって事はもちろん虎もやってないよな?』
『たぶんやってないんじゃない?俺は明日剣道の練習が終わったらやるよ』
『明日は剣道か。昼までだよな?』
『うん。そうだよ』
『俺はまだ予定はわかんないけど仕事が午前中からだったら昼飯代置いていくからなんか買って龍と虎にも食べさせてやって。いちお午後から出るつもりではいるけど現場次第でわかんないからね』
『うん!わかった』
『悠!お前は勉強しろって親父やお義母さんに言われなかったの?』
『言われないわけじゃないけど宿題はしろって言われてたよ』
『受験はしようと思ってた?』
『受験?なんの受験?』
『いやなんでもないよ。よし着いた!龍!ガレージあけてって寝てんのかよ。龍!虎!着いたよ!お風呂入ってもう寝なさい!』
『あっ!僕ボタン押したかった!』
『押していいよ!龍!ガレージあいてるからボタン押しておろして!虎!起きて!虎!おいで!早く!抱っこしてあげるから』
『慶兄!鍵は?』
『あー車だ。キーケース忘れた。はい!入って!悠!荷物は全部おろした?』
『うん!たぶん』
『虎!起きないの?お風呂入る?もうおろすよ!』
『いやだー!抱っこしてー!』
『僕もしてよー慶太郎兄ちゃん!』
『はいはい。わかった。悠!お風呂の湯入れて!』
『うん!わかった!』
『龍!虎!買った服をお前らの部屋の洋服ダンスにしまえる?自分で出来る?』
『出来ない!』
『僕もわかんない』
『ですよね。タグも外さなきゃいけないな。わかった。俺がしまっておくからね。お風呂に入ろうか!』
『うん!』
『慶太郎兄ちゃんも一緒に?』
『うん!俺も入るよ。お風呂に入ったら寝ようね!』
『うん!』
『悠!お前もおいで!もうみんな一緒に入っちまおう!』
『うん!わかった!』
さっさと寝てくれたらいいんですけどね。まあ9時消灯だから寝るのは寝るんだろうけど俺が夜、居るのって日曜ぐらいしかないから寂しい思いさせてるよな。このまま現場が大丈夫なら寝かしつけてやれるんだけどね。寝るまでは一緒にいたいな。あー資料作らないとヤバイぞ。現場行かなくて済むなら書斎でやるか。
『はい!次は虎!おいで!髪洗ってあげるから!早く!もう!虎!遊んでないで早くしろ!もういい!悠!お前先においで!』
『俺、自分で洗えるけど!』
『いいから来いよ!たまになんだから!』
『うん!ねえー慶兄!慶兄はどうして出ていっちゃったの?俺が5歳の時いなくなったじゃん。俺達とお母さんがいたから?』
『違うよ!悠!俺がバカだったからだよ。あの時の俺はガキでどうしようもない奴だった。お前達やお義母さんがいたからじゃない。俺が弱かったからだよ。ごめんな!悠!でも今の俺は少しは大人になって色んな事がわかってきていつも反省してる。自分がどれだけ愚かだったのかわかって、ただ反省しかないよ。お義母さんにも迷惑と心配をかけて本当に悪いと思ってる。だからお義母さんに出来なかった親孝行をお前達をちゃんと育てる事で少しは安心してもらいたいんだ。俺にお前らを守らせてくれ。お義母さんが残した宝は俺が絶対に守る』
『慶兄!俺、慶兄大好きだからね!もう、っく、うっく、もう二度といなくならないで。黙ってどっか行かないでよ!っく、うっく』
『悠!泣くなよ。ごめん。俺はお前も傷つけていたんだな。悪かったよ。約束する。もう二度といなくなんてならない!だから泣かないでくれ。悠之心。俺もお前が大好きだよ』
『っく、うっく、け、慶兄!ありがとう、っく、俺達のそばにいてくれてありがとう!っく、うっく、俺、慶兄がいるから大丈夫って思えるよ。うっく、お母さんいなくも、慶兄がいるから安心できる。うっく、っく、慶兄が抱きしめてくれるとなんでかわかんないけど、安心するんだ、うっく』
『そう。ありがとう悠之心。そう言ってくれると嬉しいよ』
壮ちゃん!俺も少しは壮ちゃんみたいに抱きしめてやれる人になりつつあるのかな?俺は本当に色んな人を傷つけていたんだと思います。幼い悠之心の心も傷つけていたんだ。また反省します。これからもずっと反省の日々を送り続けるから俺の弟達がもう二度と哀しい想いをしないよう壮ちゃんも力貸してよ。俺はちゃんとそっちにいったらどんな罰も受けるからこいつらだけには辛い思いなんかさせたくない。
『龍!虎!寝る時間だよ!一緒にベッドに行こう!』
『うん!慶太郎兄ちゃん!抱っこしてよー』
『待って!僕も抱っこしてよー!』
『はいはい。おいで!よし。寝よう。龍!虎!いつも寂しい思いをさせてごめんな。もうちょっと俺が仕事頑張って一緒にいる時間を作るようにするからね。おやすみ!』
『僕、毎日慶太郎兄ちゃんの顔見れるから寂しくないよ!おやすみなさい!慶太郎兄ちゃん!』
『僕も慶太郎兄ちゃんが毎日抱っこしてるから寂しくないよ!慶太郎兄ちゃん!おやすみなさい!』
『ありがとう!龍!虎!おやすみ!』
ねぇー壮ちゃん。愛しいってこういう気持ちなの?俺、愛がわからないから大切な女も傷つけてしまったけど俺は愛を持ってるのかな?
『慶兄!仕事行くの?』
『いや今日は家で仕事するよ。悠は何時に寝るんだ?』
『漫画読んだら寝るよ!慶兄がいる夜ってやっぱなんか違うね!嬉しいよ!おやすみ!慶兄!慶兄?どうしたの?』
『お前を抱きしめてるだけだよ。おやすみ!悠!今日は俺がいるから安心して寝ろ』
『うん!あっ!お母さんのお腹の中にいたみたいだ。俺こういう安心感ってやつなんか思い出した。慶兄が抱きしめてくれるとお母さんのお腹の中みたいだよ。あったかい』
あーそうか。悠!またお前に教えてもらったよ。俺も壮ちゃんに抱きしめられて安心感を得ていたんだな。お母さんのお腹の中みたいなのか。そうだったんだ。だからあったけーんだ。ずっとお腹の中にいたかったな。でもそしたら誰にも会えないままだから生まれて良かったんだよね?壮ちゃん!俺には大切な守りたい者達や仲間もいるから悪い事ばかりではなかったね。
『おやすみ!悠!ゆっくり休めよ!』
『うん!おやすみ!慶兄!』
よし。現場はなんとか回ってるようだし資料作っちまおう。明日悠は剣道か。チビ2人っきりではやっぱ心配だ。モニターも見てなさそうだし家政婦は必要だな。3ヶ月近く何もなかったから良かったもののまだ1年生だもんね。悠がいるならまだしもチビだけでは危険すぎる。早急に手配しなきゃな。とりあえず資料作って俺も早く寝たい。