龍牙
『と…うや…?』

そこには居ないはずの人が立っていた。

あたしを闇に突き落とした人…

『陽和、お前どこ行ってたんだよ!美紅、来てたのに…!』

『悪い…ちょっとな』

『ったく! ちび美紅はもう遅いから俺が送って来るな。自己紹介はまた今度やろーぜ。詳しいこと話せなかったしな』

黎がそう言ってあたしの手を引っ張って部屋から出 ようとすると
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