龍牙


琉斗がゆっくりとこっちに歩いてくる


『美紅、大丈夫か?』


琉斗があたしを冬弥の腕から抱き上げようとする

『りゅ…うと…』

『あぁ、もう大丈夫だ

2人で帰ろう』

『うん…』

あたしと琉斗に支えられて冬弥に背を向けて歩きだし たんだ…
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