龍牙


隣にいてあたしを支えてくれていた琉斗が倒れたのだ…

琉斗の腹部からは血が出ている…

美『りゅ…うと?琉斗っ!』

冬『ははははははははははは!』



『 う … みく…。』

呻き声で琉斗は私を呼んだ。

『 琉斗っ…!!! 待っててね!!! すぐに救急車呼ぶから !!!!』

『 いい…聞け…美紅…』

琉斗は私の手首を弱々しく握った 。

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