龍牙



『 美紅…ごめ…ん、俺は…お前置いて… く 』

え …

『 やだっ…やだっ!死なないもんっ!死んじゃやだっ …!』

そんなの信じない。琉斗は死なないもん…!

『 泣く…な美紅…。 お前はずっと笑ってろ…。美紅の笑顔が好きだ…。』

琉斗は息があがってきていて、意識は朦朧としていた…。

『 嫌っ… 琉斗っ…!!!!置いていかないで……』

私… 琉斗がいなくなったら生きていけない…


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