Hina
ヒナは今、目覚めたかのように、薄っすらと目を開けた。
「ヒナちゃん大丈夫?あの・・・・・・あの、もしかして・・・・・・」
ヒナががばっと起き上がり、俺の首に抱きついてきた。
「あーん、ヒナ痛かったのぉ!痛かったけど我慢したのぉー」
ヒナの顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
嘘だろ・・・・・・二十四歳で・・・・・・処女?
俺はヒナにあんあんと泣きながらしがみ付かれ、頭の中が白くなっていった。
そして頭上から神様が笑って見ているような気がしてきた。
神様!このたいそうな贈り物は、返品がきかないものなのでしょうか?