Hina
一方、悠介は俺に言われた通り彼女に蹴られて鼻血を出しながらも謝り続けた。
そしてそれが功を成し、なぜか急展開で彼女とゴールインした。
俺もあの後、ニコニコしながら俺のアパートまで付いてきた妃菜が、そのまま住み付いてしまい、俺と悠介の週末ナンパは幕引きとなった。
そして半年、妃菜は仕事をしようにもその天然さ故、アルバイトさえ1日で首になる始末で、毎日俺の部屋で中途半端な家事をしながら生活している。
そして俺の給料には全く見合わない浪費をし、俺をジリ貧に追いやってくれたわけだ。